河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

汚い和風旅館の部屋の中である。

久しぶりに泊った旅館の部屋は、相部屋だ。

親しい制作会社社長の息子Wと、知らない女の子と、ボクが川の字で寝ている。

なぜ寝ていたのかが疑問で、ボクは起き上がり他の部屋を見て回る。

各階が非常に入り組んだ、複雑な設計ですごい人数のお客でごった返している。

お伊勢参りの旅篭のようだ。

人々をかきわけてボクは何かを探している。

突然、テレビの収録の仕事があることを思い出す。

そうだ、バスに乗らなくちゃ・・・

外へ出ると、とんでもない田舎ではあるが、なぜか青山の町にも似ている。

アメリカ製のインディアンの自転車をバス停に置いて、バスに乗ろうとすると、大勢のばあさんたちが前の老人専用バスに乗ろうと、ゆっくり歩いている。

おんぶしてやろうと思ったが、ばあさんの数が多すぎてやめた。

ボクもそのバスに乗り込んで2百円を機械に入れる。

受け皿に1円やニセ硬貨や30円玉がある。

ボクは自分のおつりの30円を取り、それを物欲しげな、ばあさんに渡す。

とにかくばあさんだらけのバスの中、ばあさんの佃煮だとつぶやく。

バスの中にテレビ朝日のプロデューサーで、相変わらず人の良いT岡さんがいた。

なんだか牛乳の当たり券のようなものをボクにくれた。

「河村ちゃん、どこまで行くの?」

と聞かれたので、ボクはチャンバラのまねをして、武道館と答える。

実はその近くの千代田スタジオへ行くのだ。

スタジオの収録が終わったら、今日は何処へ泊ろうか、などと考えていたら目が覚めた。