うす暗く、かなり広い地下の駐車場らしき所。
東京駅の八重洲口地下駐車場らしい。
そこで女性が軟禁状態にされている。
それは若くて美しい女性社長である。
たまたま車を停めようとして、居合わせたボクは、その犯人である殺人ウサギを見つけた。
小さなウサギであるが、殺人ウサギなのだ。
女性社長は大きなアクリル製の透明な箱に閉じ込められている。
良く見ると、箱の中にはベッドがあり、彼女はそこに横たわっている。
ボクは殺人ウサギに、彼女を解放するよう説得する。
しかし、殺人ウサギは応じないのだ。
ボクは殺人ウサギが横を向いている隙に、女性社長を箱から引っ張り出し、お姫様抱っこで運び出した。
そして、応接室のテーブルの上に、そっと横たえた。
その女性社長の顔は、可愛い少女のようにしか見えない。
救出作戦は成功した!と、ボクはつぶやいた。
(その女性がなぜ、女性社長なのか。なぜ殺人ウサギなのか。目覚めて考えても不明であった)