学校の文化祭。
世田谷の廃校になった小学校に似ている。
大きな道路に面していて、反対側には大きな公園が見える。
その教室の中、中央に学習机を集めて造られたステージがある。
そこで康夫ちゃん(田中康夫)が、髪の毛の長い、可愛い女性に狂ったような台詞を言っている。
何を言っているかは分からないが、口説き文句の台詞だろう。
彼女も台詞で応えている。
二人の顔が接近し、康夫ちゃんがステージ上より下へ向かって(彼女は舞台より一段低い位置にいる)その口を近づけている。
すると康夫ちゃんは、そのまま彼女にかぶりつき、彼女を咥えてステージにせり上がったのだ。
客席から怒号が上がる。
悲鳴も聞こえる。
ボクは舞台の下手そでからセンターへ駆けつけ、康夫ちゃんに飛びかかり、殴りつけるも、どうもパンチが上手く当たらない。
康夫ちゃんは、にたにた笑いながら言った。
「あら、ごめんなさい」
ついでに女性も言った。
「ごめんね」
そして、いつもの真面目を装う顔に戻ったのであった。
ボクは混乱して、立ち往生している。
どうしようか、どうする?
自問自答で覚醒。
(康夫ちゃんは、まだ長野県知事になる前の田中康夫。
ヤッシーなどとも呼ばれていた。スッチーが大好きな遊び心満点の男?であった(笑)
彼からはよく、スッチーの口説き方を聞かされたなぁ。最近静かだけれど、どうしてるのだろう。)