河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

知らない電車に乗って、知らない街へ行くと突然に・・・

電車に乗っている。

二両編成の知らない電車だ。

江ノ電?かとも思うが、窓の外の景色が違う。

各駅に停車するが、駅名もまるで分からないのだ。

駅名のプレートを見ても、一瞬で忘れてしまう。

東京都内かとも、岩手の三陸鉄道かとも思うが、どこか違う。

夢の銀河鉄道のようでもあるのだった。

目的地に近くなる頃、その電車はなぜだかバスになっていた。

バスはそこそこ乗客がいて、ボクは立って吊革につかまっている。

バスが、どこかで見たような街の中を走る。

ここいらに、バロンと言う名の喫茶店があるはずだと思いだし、目を凝らせて探す。

ボクの長兄である弘栄兄さんに、子供の頃、連れて行って貰ったバロンと言う名の店が、この辺りにあるはずなんだ。

バスを降りると、人だかりがある。

中年の白人の女性が二人、道を尋ねているらしいのだが、誰も言葉が分からないのだ。

その白人の女性たちが、ボクの所へ来た。

「ベルステヘン ジィ ドイッチェ?」

と、聞かれたので、

「イッヒ・バイス・ニヒト」

と、答えたら彼女たちが大笑いした。

「ウーバンデンベルゲン、アウフ デア バンデルン・・・・・」

ボクはカール・ブッセの「山のあなた」の一節を得意顔で聞かせるのであった。

(夢の中でドイツ語を喋ってることに、驚く。「バロン」は既に逝去されたボクの兄が、可愛がっていたシェパード犬の名前なのだ。なんだかドラマチックな夢で得した気分満点!)