河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

夏だ!祭りだ!テキ屋だぁ!

「四谷赤坂麹町 ちゃらちゃら流れるお茶の水、粋なねえちゃん立ちションベン。

白く咲いたがユリの花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い。

どう、どうなの、買ってけ、ドロボー!」

神社の境内だ。

盛岡八幡宮のようでもあるし、鶴岡八幡宮のようでもある。

なんだか、夏祭りは八幡さまの雰囲気が好きで、露天の準備をしている。

焼そばの鉄板をセットして、炭の種火を起こしながら、テキ屋の口上を練習だ。

ボクは料理には拘りが強いので、焼そばの火は炭火と決めているのだ。

「テキ屋殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降れば良い」

今日は晴天だ。

さぁ焼くぞ。

ボクの焼きそばは、なんたって天下一品。

ソバは札幌、キャベツは信州、肉は秋田で、ソースは愛媛。

そこにアワビだ、エビだ、イカだホタテだ、持ってけドロボーってなもんだ。

ボクは衣装も拘るから、ジーンズはD&G、アニエスベーのタンクトップに真っ白な

晒しの腹巻き、足元はCROCSのビーサンだ。

頭にゃもちろんお約束の豆絞りの鉢巻。

これぞ日本の伝統文化。

そこにジャパナイズドな西洋ファッションの融合だ。

焼そばが焼けたぜ。

屋台の前は黒山の人だかりだ。

若いおなごばっかりだ。

良く見るの、うちの学校の女学生だよ。おいおい。

「なに?美翔祭のグランドテーマだと?」

ここ文化祭の会場なのか?

まぁ何処でもいいや、突っ走れ!

「さぁさぁ焼けたぜ、お立会い、田へしたもんだよ、蛙のションベン。見上げたもんだよ、屋根屋のふんどし。見下げて掘らせる井戸屋の後家さん。ゴホンゴホンと婆さんが、磯の浜辺でねぇあなた・・・ねぇあなた・・・」

その次の口上を思い出していたら、目が覚めちゃった。

(ボクはテキ屋さんが大好きで、高校生の頃は江の島の祭りのアルバイトで焼きそばを売っていた。たまに人手がいなくて、焼トウモロコシ屋もやった。懐かしい夢を観た朝は幸せだね)