河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

テレビの真実・・・放送法第4条!

誰もいないエディタールーム。

いつもなら編集エンジニアーがいるはずなのに・・・

ボクは独りでディレクターズチェアーに座って、何台かのモニター画面を見つめている。

映像素材は、海の中やジャングルや大都会や・・・

これをどう繋ぐのか・・・

あれっ。

収録台本と編集コンテがないぞ。

あれっ。

その時、5台のモニター画面が突如、一台のパソコンになってしまった。

そうか、そうなのか・・・

このパソコンで、独りで編集しろってことか。

ボクは一体全体、誰の為にテレビ番組を作っているのだろうか?

この世界で50年、ずっと視聴者の為にと番組を作ってきたよ。

でも、それが業界の大きな反発を食った。

村八分にされた。

「テレビの客は視聴者じゃない。」

「テレビの客は、クライアント、提供してくれる企業様だ、とくいだ」

業界用語で、提供スポンサーを「とくい」と言うのだ。

お得意様のことだ。

この10年、特にテレビ局はスポンサーの顔色ばかりを見てる。

「あーこんな仕事やりたくねー」

ボクはパソコン台をひっくり返してみた。

突然、ボクの前に再び、数台のモニター画面が並んだ。

文字がスーパーインポーズされている。

「放送法 第4条・・・・・」

これは笑える。

放送人なら、まず最初に研修を受ける文言だ。

こんなの守っている奴はいない。

経営者が守らせない。

罰則もない。

集団的自衛権の文言のように、曖昧な日本語の羅列だ。

よし、これを逆手に取った番組を作ってやろうじゃないか・・・。

ボクの隣の椅子に、いつの間にかエディターの秋葉ちゃんが座っている。

長年、ボクとコンビを組んでくれた編集者だ。

なんだか身体中が燃えて来たぞ。

ボクは楽しくなって目が覚めちゃった。

(昨日は一日、部屋に籠って、テレビ界を舞台にした小説を書いていた。それでこんな夢に・・・。

放送法第4条。

① 公安及び善良な風俗を害しないこと。

② 政治的に公平であること。

③ 報道は事実を曲げないですること。

④ 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

民放もNHKも同じだ。

テレビ局のお客様は、提供スポンサーであって、視聴者ではない。

だから、みんなの為に番組を作っちゃいないのだ。

それが現実。

でもね、NHKの提供スポンサーは視聴者だよね。

NHKは放送法を守っているだろうか?

守っていると言うなら、お聞きする。

6月29日 新宿で男性が、日本では珍しい焼身自殺をした。

集団的自衛権の閣議決定に対する抗議行動だと言う。

これをNHKはニュースで報道しなかった。

民放は1分弱のニュース扱い。

大新聞社はこぞって、小さなベタ記事扱いだった。

アメリカCNN。フランスAFP通信。イギリスBBC・・・他。

世界が東京発のトップニュースで報道していた。

あーこんなテレビ界に誰がしたのだ?)