河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

1970年 ヴィヴィアンと晴子とパンクロック

紫煙に霞むライブハウス・・・

パンクなロックの音響がすさまじい・・・

まるで、何かに抗うように、突き放すように、響く・・・

その少女は壁際に立って、セックス・ピストルズの激しいリズムに身体を委ねている。

パンクなファッションの観衆の中で、彼女は真っ白な割烹着を着ている。

時代へのアンチテーゼ。

これもまた、パンクファッションだなぁと、ボクは思っている。

彼女は、何に抵抗しているのだろうか。

左手中指にキラリと存在感のある、ヴィヴィアン・ウエストウッドの指輪。

社会に抗う象徴的なアクセ。

体制に対抗する謀反の象徴。

辺りには1970年代が立ち込めている。

濃いめに引いた彼女のアイラインの渕から、大粒の涙が落ちている。

それは真珠。

真珠貝は、侵犯する異物を体液で包み込み、輝く珠に変えるのだ。

ステージはRCサクセションになっている。

ボクはソファーに沈んで目を閉じた。

(1970年・・・なんでオボカタさんが出て来たのだろう。多分、いつも彼女から感じている、何かへのアンチテーゼ。そこはボクと共通する部分でもある。ボクの大好きな孤軍奮闘…見つめていてあげたい女性のひとりだな。)