河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

幻想の別世界は何処にある・・・

現代社会に蔓延する禁欲主義・・・。

西洋の宗教的なこの禁欲主義が、ボクたちの国に蔓延っている事には、違和感がある。

・・・などと、独りで考えている。

黄昏時、土石流の爪痕が残る河原にいる。

地獄のような凄惨な景色の中に、光り輝くスペース。

緑の木立に囲まれた、小さな泉はエメラルドブルー。

水面には透き通るような裸身の美女たちが、想い思いのポーズで屹立している。

ポール・デルヴォーの「森の精」のような、静謐にしてエロティックな乙女たちの群れ。

別世界だ。

これがボクの別世界だ。

別世界に戯れることこそ、生きる証・・・楽しさだ。

遊びをせんとや生まれけむ。

戯れせんとや生まれけん。

梁塵秘抄の世界こそが、本来の日本人の世界観なのだ。

この現代こそ、異質な別世界じゃないのだろうか・・・。

そんなことを考えながら、裸身の美女たちの芳しい香りに酔ったように、ボクは更に深い眠りに落ちて行った。

(現代が、あまりにも惨たらしくて別世界を求める人が多いようだ。酒や麻薬や脱法ドラッグなどで、別世界を求める人々がいる。それは遊びではなくて逃避に過ぎない。ボクの言う、本当の世界は創造力・空想力の中に存在している。毎日の夢の中にこそある。)