河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

どしゃぶりの雨の中は、濡れて歩こうよ!

電車を降り、改札口を出たら雨だった。

時間的には夕刻のようだ。

大きな駅だけれど、どこだろう。

山手線の目黒駅にも見えるし、小田急線の成城学園前駅にも見える。

雨脚がかなり激しくなってきた。

ボクは傘を持っていない。

これからの行き先は認識してないけれど、とにかくバスに乗ろうと考えた。

しかし、バスストップは長蛇の列である。

それではと、タクシー乗り場に行ってみた。

なんと、タクシー待ちは長蛇なんてものじゃない。

列がとぐろを巻いていて、何処が最後尾だか分からない。

しかも、雨脚が激しい。

傘はない。

何処からか、列に横入りしちゃおうか・・・

しかしボクは、途方に暮れ、悪魔のささやきを聞く前に気が付いた。

なんで、雨を嫌がるのだろうか?

晴れ、曇り、雨・・・この大自然の環境の中で、地球の生きものたちは暮らしている。

この三つの気象現象に、好き嫌いの格差を持つのは、人間だけだ。

つまり、驕りの加わった人間だけの判断なのだ。

雨降りなら、濡れることを楽しもう。

そんな心の余裕が欲しい。

ボクは、自分の心の狭さに気が付いて、深呼吸して雨の中に飛び出した。

「俺って奴は、まだまだちっちぇいなぁ・・・!」

(確かに都会人は、ちょっとの雨で右往左往するね。昔の人々は通常のお天気が曇りと雨・・・。これが日常で、晴れは非日常だった。晴れは日常ではない特別な日だった。だから、その日に着る特別な衣服を、晴れ着と言うんだね。晴れ着を着ていない人は、雨の日は大いに濡れて歩こうよ。世の中が少しは変わるかもよ(笑))