河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

エロスの開放を抑えるもの、機械化と宗教的道徳・・・。

何か途方もないことが起きているにも関わらず、何事もないかのような都会の風景。

ひとの命と情念を、ないがしろにする、恐るべきリアルタイム・・・。

大きな街のスクランブル交差点。

機械のように、整然と移動して行く現代人たち。

それをビルの屋上より俯瞰で眺め、想う。

あの無数の人々は、もしかしたら…いや、もはや、ロボットに近いのではと・・・。

人間というより、アニメのキャラクター・・・。

その顔は、あまりにも無表情で、歩くリズムはデジタルなテンポ・・・。

人間本来のアナログの感性を感じないのだ。

現代の若者たちは、恋愛のない世代と言われて当然だ。

彼らには、恋のない性はあっても、性のない恋はあり得ない。

エロスがないのだ。

もっとも人間として大切な、エロスが消失してしまっているのだ。

家庭、学校、職場、社会・・・

いったい誰が、何のためにエロスを封印するのだろう。

ボクは物理的な性の刺激をばらまく、出版物や風俗産業を言っているのではない。

男女のエロスは、そんな低俗なものではないのだ。

ボクは、人々の群れを見つめて、呟きながら、これこそいつもボクが思っていることだと、気付いている。

今こそ、エロティシズムを描き、書き、伝達するアーティストたちが必要だな。

今の日本は、中世のヨーロッパのようだ。

次の放送作家スクールの授業は、このテーマでいこう!

よし、手帳にメモだ!

と、思ってたら、本当に目が覚めた。

(長い習慣ってすごいね。こんな脈絡のしっかりした夢を記憶に留めておける。

記録にしようと、目が覚める。メモをしっかり採ったから、文章的に繋がっている。

まぁ、ボクが作家でもあるからだけれど・・・)