河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

自分の存在が見えた…濡れた街角・・・

テーブルの拭き方を考えていた。

テーブル上の濡れて汚れた部分だけを拭くのは、おもてなしレベルの低い人。

拭くときは、全面を拭く。

更に拭いて汚れた面を内側に折り返して、座っている人の前をさっと、もうひと拭き。

これが、おもてなしの心・・・

日本人の魂・・・

出来る奴はここが違う・・・

なんて、考えて歩いていたら、滑って転んでしまった。

テーブルの上だけじゃなく、道も濡れていたのだった。

ボクは、濡れた街角で、したたかに左の膝を強打してしまった。

ジンジン膝が痛い。

その時である。

ボクはボクの実存に気が付いた。

生きているボクが、確かにここにいる。

ボクはボクなのだ。

街角を歩いている、大勢の中の無個性なひとりではない。

ボクは左膝の痛みから、自分の肉体の存在を意識出来た。

この感覚は、全く健康体なボクのような奴にしか分からないかも知れないな。

健康な人間は、自分を忘れている。

日常の意識の中で、自分の存在感がない。

他人の存在感は、充分に意識しているのに・・だ。

自分を客観視出来ていないのだ。

そうか・・・

実存とは・・・、自分の身体の痛い部分、不具合な悩みの部分を通して、感じる事なんだ。

よし今日は、これからボクと言う人間について、徹底的に考えてみよう。

街角で、滑って転んで怪我をして良かったなぁ。

(ここで、目が覚めた。なんだか複雑な夢だったので、起きてメモを採って眠り直した。今、こうしてパソコンに向かっているが、本当に左膝が痛い・・・寝相が悪いボクだから、何処かにぶつけたらしい(笑))