河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

なんと、おじさんがおっさんに説教してる!

なんだか、駅前の市民会館のようなビルの3階あたり。

典型的なセミナー会場だ。

ボクが演壇で講演をしている。

「近頃、この国の流行りもの・・・なんでしょう?」

「これは、男だけに顕著な問題です」

会場を見回すと、集まってくれたお客さんは男ばっかり。

しかも、おっさんと爺さんばかりだ。

どこかで見た政治家や経済人やジャーナリストや芸能人もいる。

冗談じゃないぞ。

ボクは女性相手のセミナーは好きだけれど・・・。

まぁ、仕方がないな。

「今、この国では権力や金力を、そこそこ極めた奴に限って、晩節を汚している」

「晩節とは、人生の晩年の節操だ。」

「人生の最終節は、悪人でさえ善人で終わりたいと願うものだ。

親鸞も、歎異抄でそんなことを言っていた。」

「でも、この国の政界権力者や大企業経営者、官僚はちっぽけな欲に溺れて身を汚し、滅ぼす大バカ者ばかりだ。」

「なぜ、日本の男たちには、ノブリスオブリージェがないのだろう」

「金や権力を持つと、人間の優しさや温かさを失くしてしまうのだろう」

「そんな奴らに限って、若者達に愚にもつかない説教をたれている」

「お笑いだね」

「だから、みなさんは権力や金を人生の目標なんかにしない方がいい」

さて、と会場を見回すと・・・

おっさんたちは、みんな帰っちまって、ボクのスタッフだけが楽しそうにボクを見つめている。

(実は、寝る前に以前書いた自分のブログを何気なく読んでいた。「そこに晩節を汚す」と言うタイトルで書いてあったのだ。それが、そのまま夢にまで入り込んで来たのだろう。これはボクが本心でそう思っていることだ。権力や金に溺れる奴を見るのは辛いよね。)