河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

サナトリュームの恋・・・なぜ輝いているのだろう・・・

彼は誰れ時の、浅い眠りの中で一つの言葉が・・・

情景がいつまでも頭を巡っている。

サナトリュームの恋。

あの夏の日・・・

高原のカラ松林の中にたたずむ白衣の乙女・・・

爽やかに吹き抜ける風

軽い透明な空気に森林の香りが甘い

結核療養所…サナトリュームの看護婦さんは、いつも天使だった。

結核患者の男と、白衣の天使の恋・・・。

それは、高校生のボクのあこがれ・・・

出来ることなら、結核になって、あの高原のサナトリュームへ行きたかった。

結核・・・死と言う環境の中でなら、命のせつなさや、しみじみとした幸せや、

柔らかな思いやりや、守り抜く強さを感じられるから・・・。

毎日、人の死を見つめているから、サナトリュームの人々は、いのちの育みを実感して、その大切さを知るのだ。

痛みや喜びを実感して、人間らしい五感を感じるのだ。

五感を総動員して、人を愛するのだ。

恋をするのだ。

サナトリューム・・・

サナトリューム・・・

この言葉が頭にこびり付いたまま、浅い眠りがほどけた。

(なんだか、簡単に人の命を操作するような事件が続いている。人を愛し、恋することの不器用な人たちが多い。そんなことを想いながら、眠りに就いたからなのだろうか・・・夜明けの始まりの頃、浅い夢とも現とも分からないまま、浮かんだ言葉たちを記してみた。)