河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

月明かりのラグーン…ホワイトビーチにて・・・

ほんのわずかなハエ(南風)の洋上。

ディンギーのメンスルを外し、ジブスルをスパンカー代わりにして、漂っている。

月明かりのラグーンに島影が見える。

ボクのヨットはするすると島に吸い込まれていく。

岩場の一角に洞窟があって、ヨットは躊躇することもなく、入って行った。

洞窟を抜けると、そこは島の中央にぽっかり出来た、天然のプール。

何処かで見た光景。

何度か来たことがある。

ドーナツのように丸く開いたプールの周囲は、純白の砂浜。

ホワイトビーチ。

そうか、ここはグレートバリアリーフにあるハミルトンアイランドの無人島だ。

大潮の引き潮の時だけ、洞窟が姿を見せてくれる。

ホワイトビーチに寝転んでいると、今までに出会った様々な人々を思い出す。

独りで笑ったり、怒ったり、泣いたり・・・楽しい時間と空間。

ボクは、すばらしい人々とつながり、生きているのを感じる。

その人たちに感謝している。

足元が冷たい。

潮が満ちて来たのだ。

身体中の血液が、生き生きとボクの身体を巡っているのが分かる。

パワーが蓄積されていくのが分かる。

満ち潮がボクの身体をすっぽりと包む。

突然、ボクの身体は数億個の星に包まれたように煌めく。

夜光虫の群れがボクに纏わりついたのだ。

このまま、眠りについてしまってもいいかな?

いつ覚めるやも知れない永久の眠り・・・

それも良いかもしれないな。

ボクはそっと目を閉じた処で、飛び起きた。

今日はボクの放送作家集団、RightPocketsをYoutubeに連れて行く日だった。

帰らなくちゃ・・・

わぁ・・・満潮だぁ。

潮が引かなければ帰れない。

早く引いてくれー!

東京へ帰らなくちゃー!

(このホワイトビーチの夢は、3回ほど見ている。ボクの好きな場所で、オーストラリアのハミルトン諸島をヨットで巡った時に、見つけた無人島がモデルになって、夢の中でディフォルメされている。こんなところで死ねたらいいなぁ。ふと、そう思わせてくれるボクだけの島なのだ。)