高層ビルの窓辺から、大都会の煌めく夜景を見つめている。
あの眩い灯りの中に、どれほどのエロス(性)とタナトス(死)が蠢いているのだろう。
花は美しい生殖器。
それはエロスとタナトスの黙約なのだ。
生きることが、死を約束させられている限り、恋を成就させることは死において他はない。
まだ、その肉体が充分に春秋に富むものであってもだ。
死によって、恋の炎を永遠させようとするのもまた、命の営みなのだろう。
さて、この都会の揺らめきの中で、どの題材を掴んで書いてみようかな・・・
ボクはワクワクしながら、大都会を俯瞰している。
言葉をジャックナイフのように一閃して、人々の胸の中にグサリとひと突き。
そんなことが朝飯前の作家でありたい。
たまには高い所に登ろう。
俯瞰しよう。
妄想が駆け巡る。
いいなぁ。いいなぁ。いいなぁ。
あとは朧。
(ボクは夢とは裏腹に、単純なんだなぁ。昨夜、六本木の森タワービルの高層にある、YOutubespaceで会合があった。窓から都心の夜景を見ながらコカコーラをラッパ飲みした。高所は好きではないが、たまには上に登るのもいいな。そんな記憶が夢になった。)