河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

夜来風雨声 花落知多少

夢想・・・

真夏の夜の夢。

ここは何処だ?

パリのシャーウッドの森。

または、良く手入れされたメルボルンの林。

いや、カリブのサン・サルバトルの密林だ。

夜空を焦がすような、松明の明り。

心が燃えつくしてしまうようなラテンの4拍子

ラテンパーカッション。

ボンゴのスピーディな打音に、コンガのミュートが合わせる

そこにギロが追い付き、クラベスが何気なく加わる

陽気なマラカスも黙っちゃいない。

大輪の花火の七色しずくが降りかかる。

心まで、とろけるような南国の夜。

いつしか、木陰から現れて来た乙女たち

立待、発酵したエロスの象徴になってゆく。

A・マルティニの「海の精」のような長い髪の裸婦。

阿修羅のような複数の手を持った、闘争の瞳の妖婦。

威圧するような乳房を見せつける魔婦。

ボクは、自分の脳裏から闘争の本能を引きずり出さなくてはならない。

こりゃ、大変なことになってきたぞ。

少し、非現実的な現象を感じ始めている。

もう一度、目を閉じる。

夜来、風雨の声、花、落ること知る多少・・・

朧の中から、現実が見えて来た。

開けたままの窓から、暴れた風雨が吹き込んできやがった。

冷てーぇ!

(うっかり窓を網戸にしたまま、眠ってしまった。明け方、突っ風と共に雨が吹き込んできて、目が覚めた。その一瞬の刹那の夢なのだろう。夢想・夢の中の夢。凄い女性たちばかりが現れた。もう少し続きを見たいが、見ない方が幸せかも知れないな。)