河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

ボクのキャラクターたちが、生き生きと動き始めたぞ!

窓際の会議室。

眼下には、新宿から池袋のビル群が見える。

「で、今週のクローズアップは、なんだい?」

酒好き、相撲部出身の異色の無頼派ディレクター、桂木邦彦が聞いた。

「オッパイのクローズアップでいこうかと・・・」

構成作家の腰乃マキオが、つまらなそうにつぶやいた。

「カメラは乳頭の先にズームアップして、引いていこう」

プロデュサーの池田文治が、嬉しそうに指示する。

ここは、この人々のオウンドメディア・・・インターネットテレビ局だ。

みんな、数十年もキー各局のテレビ放送に携わり、引退した筈だが、ネットテレビの自由な面白さにはまり、自分たちでテレビ局を作ってしまったのだ。

「みなさーん、会議してる場合ですか!オンエアーです。早くスタジオへ来て!」

この局で、一番態度のでっかいADの大鳥ジェーンが怒鳴りこんで来た。

まもなく、何でもかんでも売ってしまう通販番組の「ジャパナット・タンタカタン」

が放送なのだ。

今日の商品は、おしゃれ棺桶に戒名のおまけつきらしい。

みんな、実に生き生きと動き回っている。

このテレビ局は、勝つな・・・

そんなことを感じながら、飛び起きたのだった。

(いいなぁ、ボクの小説の中のキャラクターたちが、生き生きと動き始めた。

今、インターネットテレビ局を舞台にした、コメディ小説を書いているのだけれど、どうにも、いまいち、登場人物たちが生き生きしていなかったのだ。けれど、この夢の中に現れた彼らは、、躍動していた。個性があった。これなら面白い作品が書けそうだ。)