夏がゆく
ボクの夏がゆく
この小川のせせらぎにも晩夏の気配がする。
ススキの茎が遠慮がちではあるが、空を目指している。
草むらから、犬が飛び出してきた。
ボクの目は、突然、その犬の顔にズームアップした。
その顔は笑っていなかった。
ボクが求めていたのは、笑顔が可愛い犬なのだ。
小川の流れがカーブしたところに、大きな石がある。
その石にぶつかった水流は、飛沫となって何か叫んでいる。
ファッションや音楽に時代感覚はあるか!
経験からの理論と技術を持っているか!
メディアのフロントラインにいるか!
その声が、上空に響き渡り、固まって大きな雲に吸い込まれていく。
クラウド・・・
空を見ると、大きなクラウドがいくつも、いくつも浮かんでいる。
プレゼンテーション・クラウド
コミュニケーション・クラウド
いよいよ、ライクワークが楽しめる時代になったんだなぁ。
楽しくなって、飛び起きた。
(なんだか、分かるようなわからないような、でも時代がユビキタスになって、何でも楽しめるようになった。ライフワークよりもライクワークが楽しい時代になった。
こんな時代が来るなんて、それこそ夢のようだ。ブラボー!)