真っ暗な山道の際に、古びた三間流れ造りの神殿
ふたつの篝火が夜空を焦がすように赤々と・・・
笛と鼓の単調な調べの中で、白無垢の巫女が舞っている。
それは神を天から、呼びおろす舞いなのだ。
その巫女舞は、右に三回、左に三回・・・
これを繰り返している。
神は巫女の回転の中に、降臨するのだと言う。
ボクは、心の中で許せない社会の仕組みや人間を、想い浮かべている。
神が降臨したら、伺ってみたいのだ。
なぜ、人間は三日会わないと豹変してしまうのか・・・
自由とは何か・・・
人生は、意味のない連続なのか・・・
ボクは、神に尋ねてみたいのだ。
社会が許しても、天が許さない感覚とはなにか・・・
頭で考えなくても、身体が勝手に動く自由自在は手にできるだろうか・・・
そして、人間は死んだらどうなるのか・・・
お釈迦さんは、「死んだらどうなるの」と問われ・・・
「無記」・・・と、答えた。
つまり、ノーコメントなのだ。
日本の神は、如何なお答えなのだろう。
それが、知りたくて待っているのだが・・・
なんとなく、夢が終わってしまったようだ。
(残念、死に対する神の答えが知りたかったけれど・・・。先日、京都の太田神社で拝見した神事が、早速夢に登場してきた。太田神社の御祭神はアメノウズメノミコトだけれど、ボクが待っていた神はどなただったのか。いつかまた、神が降臨する夢を見たら答えをきいてみようかな・・・)