河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

遊女が独り無為の丘、あさき夢みし・・・

無為の丘に立つ遊女・・・

自堕落な着付けから覗く白い肌・・・

何に抗うわけでもなし・・・

無表情のまま、北の故郷に向かい唄う・・・

 

「色は匂へど 散りぬる我が身

 この世のあわれ 誰が知る

 飢えの奥山 涙で越えて

 あさき夢みし 凝りもせず。

 

 色は匂へど うなじの細さ

 ひとつため息 寒い指

 肩に重たい 悲しみ連れて

 今日も今日子は 客の中。

 

 いろはにほへと 散りぬる我が身

 あさき夢みし 凝りもせず」

 

その時、突然・・・

けばけばしい光の群れと騒音が押し寄せて来た。

無為の丘は雑踏と化し、おびただしい人の群れに・・・

穢れのない遊女は、無慈悲に飲みこまれて行った。

ボクは、大声で叫ぼうとしたがやめた・・・。

(無為の丘という表現が、夢の中でとても気に入っていた。なにものにも抗わない孤高の生き方・・・それが遊女に結びついたのだろう。遊女の唄っている歌は、以前ボクが作詞して、若林ケンさんに唄って貰った。ケンさんと最近、FB友達になったので、そんな繋がりが夢になったのかなぁ)