河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

そいつの右フックが唸りをあげて飛んできた…どうする・・・

後楽園ホールだと思う。

客席の下のフロアーにリングが作られ、反対側と左右も仮設の客席だ。

リングだけにスポットライトが煌煌と当てられて、客席の顔は見えない。

ボクは青コーナーの椅子に腰かけ、トレーナーのマッサージを受けている。

赤コーナーには黒人のボクサーがいて、ボクを睨みつけている。

脅しの眼だ。

虚勢の顔だ。

たいしたことはない。

全てはゴングが鳴ればわかることだ。

ボクは不思議に落ち着いていた。

ファーストラウンドのゴングがなった。

レフリーが試合を促す。

相手のボクサーは、姿勢の低いクラウチングスタイルだ。

身体を左右に振って、かなりのファイターと見た。

ボクはオーソドックスなサウスポーだから、ジャブを出しながら相手の左側に廻り込む。

ジャブでけん制しながら、右フックからの左ストレートがボクの戦法だ。

ストレートがヒットしたら、すかさず右フックのボディから顔面へのスイング気味のオーバーフック!

これで、大抵の相手は倒せる。

これまでの試合でも、そうだった。

今日の相手は、ボクに効果的なジャブを打たせまいと、身体をウイビングさせて飛び込んでくる。

往年のファイティング原田のように、手数が多い。

効いてはいないが、かなりのパンチを貰ってしまった。

このままではまずいな・・・

そんなことを思った一瞬をついて、黒人の強烈な右フックが唸りをあげて飛んできた。

ボクは瞬時にダッキングでかわし、がら空きになった相手の右の顔面に、右フックのクロスカウンターを決め、更に左ストレート、右ボディ、左オーバーフック・・・

得意の4連打をお見舞いした。

相手の選手はリングに崩れ落ちた。

やったー!

気持ちいい!

ボクは、ボクシングの試合ではいつでも勝つ・・・。

そう、だって夢だから・・・と・・

夢の中で気付いて眼が覚めたのだった。

(久しぶりに大好きなボクシングの夢・・・シルベスタ・スタローンなら一回殴り倒されてから、起き上がって相手を倒すのだろうが、ボクはいつもあまり殴られずに、勝ってしまう。とても楽な試合が多いのだ。(笑))