筒井康隆の「繁栄の昭和」が読みたいが、本屋が見つからない。
いつもは何処にでもあるのに、必要な時には本屋がない。
その時、閃いた。
そうだ、アマゾンがあるじゃないか・・・
アマゾンの特急便なら、その日の内に届く。
便利だなぁ・・・
と、考えていたら・・・
便利の反対語はなんだっけ?
と、疑問が湧いた。
便利の反対語に不便がある。
多分、不便利だろうから、これは中国語から頂いた非定型だ。
今の時代に、この言葉使いでいいのだろうか?
本屋は不便だろうか?
本屋は役に立たないのだろうか?
そんなことはないぞ・・・
この生き馬の目を抜くような、すさまじい現代では、便利の反対語は不便ではない。
ではないと言うより、不便では収まりきれない。
原子力発電は便利だ。
しかし、大きな危険が伴う。
では、火力発電に重きを置くのか・・・
地球温暖化は、もっと危険だ。
海を埋め立てて、高層マンションを林立させる・・・
快適で便利だが、大地震や地盤沈下の危険が伴う。
飛行機やリニアカーは、便利で時間を短縮してくれる・・・
しかし、危険で命まで短縮するかも知れないぞ。
何て事を、考えていたら・・・
そうだ!
今の時代では、便利の反対語は、危険、だと気が付いた。
便利なものは全て危険だ。
アマゾンだってそうだ。
アマゾンの独占で、潰れた企業、職を失った人が世界中でどれほどいるだろうか。
そのサイドから見れば、便利なアマゾンだって危険極まりのない企業なのだ。
便利の対極は危険。
これで決まりだねと、ひとり納得していたら目が覚めちゃった。
(このように、ロジックをひねくりまわす夢は疲れるね。ロジックを展開している時は、結構楽しくやっているけれど、大体、結論が出たあたりで眼が覚める。すると、そのロジックを反芻して眠れなくなる。だから朝、疲れて起き上がることになるのだ(笑))