夕暮れの街角に、オヤジが独りたたずむ・・・
細かい雨が霧のように、オヤジを包んでいる。
「おれは、何の為に生きているのだ・・・」
生き甲斐・・・
言葉でなく、確かなものがほしい。
「ひとはなぜ、嘘をつく・・・」
誰が決めた、面倒なごみの分別・・・
200メートルの防水時計は必要ない・・・
話せば分かる・・・はず。
陽は、まだまだ登ると信じたい。
酒池肉林のフィクション・・・
淫らな行為とは、なにか?
オヤジがやれば、淫ら・・・
オヤジが脱げば、セクハラ・・・
オヤジが泣けば、超可愛い・・・
咲き遅れ、散り遅れ・・・
時代錯誤のオヤジになりたい。
先送りのワルツ・・・♪
セクハラマンボ・・・♪
オヤジ狩りされる、筋合いはねぇ・・・
メダカの学校は、どぶの中・・・♪
人生、ヘロヘロ・・・
明日の敵は、今日も敵・・・
そして・・・
今日もひとり・・・
明日もひとり・・・
オヤジが、それぞれの愚痴をつぶやき、消えて行く。
この街は、そんな街。
でも、死んではいない。
ただ、死んだ振りをしてるだけ・・・さ。
(浅き夢の中で、歌の歌詞でも創ろうかと、言葉遊びをしていた。夢なのか、現なのか・・・その境界線上にいた。起き上がり、メモを採ると次々に言葉が生れていた。
朝、読み返してみると・・・なんだか面白かった。)