河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

もしも今、ボクが15歳になれたら・・・

なんだか不思議な匂いのする街を歩いている。

古くて汚らしい画廊があったので入る。

歌川広重の浮世絵を見ている。

これは江戸の隅田川に架かる吾妻橋・・・

広重、隅田川八景かな・・・。

大きな帆かけ船が積み荷を満載して行き交い・・・

橋の上には商人や町人がのんびり歩いている。

馬に乗った侍も居る。

江戸が豊かな街だったことが分かる。

画廊の張り紙に。今なら、ここへタイムスリップをサービスと書いてある。

江戸も面白そうだな・・・

でも、今の生活や文化文明が捨てられるだろうか・・・

ボクは即決した。

無理だ、江戸時代には行きたくない。

マスターがもう一枚の張り紙を指差した。

そんな人の為に、年齢を15歳まで巻き戻してくれるサービスがあるらしい。

もう一度青春ってやつだ。

これも、即決でいらない。

ボクは、今の時代が最高だと思っている。

だから、この時代に15歳に戻れたら、どんなに・・・

冗談じゃない。断じて戻りたくない。

これからの時代は、全てにおいて大変だ。

地球上のあっちこっちで戦争もあるだろう・・・

大きな天変地異も起こるだろう・・・

病気、事故、人間同士の憎み合い、騙し合い・・・

今日まで、それらを搔い潜ってここまで生きて来たのだ。

それをまた、15歳に戻れと言われても断じて拒否する。

もう、人生は一度きりで良い。

今、ボクは歳を重ねていることが、最高のアドバンテージなのだから・・・

ボクは、急いでこの奇っ怪な街から逃げ出した。

ふーあぶねーあぶねー

(夢って自分の正論は分かっているのかな。ボクは青春時代に戻るとか、あの頃は良かったとかのノスタルジーは大嫌いだ。ボクは、今が一番良い。

だから、明日はもっと良くなると思ってる超楽天家なのだ(笑))