河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知らんや

高速道路を車で走っている。

見慣れた道路だが、周囲の景色に、まるで見覚えがない。

と、いうより日本じゃないようなのだ。

道の両側に、こんもり土が盛り上がった土葬の墓が沢山見える。

でも、道路の作りや標識の色やデザインは、東名高速道路と一緒なのだ。

「これ、日本人が作った道路・・・」

運転している青年が、そう言った。

そうか、ここは中華人民共和国の海南島なのだ。

この島を縦断する高速道路は、日本のデベロッパーが作ったのだ。

道理でデザインが日本の道路とそっくりだ。

車を運転している青年は、ボクの中国語の先生の陳くんだ。

彼は台湾人だけど、なんで海南島にいるんだろう・・・

まぁ、そんな些細なことはいいや・・・

陳くんはとても気のきく、優しい好青年なのだ。

日本と中国は、政治体制の違いはあるが、お互いの価値観の違いを認める努力が足りない。

この社会は、Diversityの時代なのだ。

世界は多様性の時代だ。

民族、宗教、価値観の違いは認め合えばいい。

歴史的に日本は、中国大陸の文化の影響を受けて発展してきた国だ。

だから、生活の中に共通項が沢山ある。

若い日本人や中国人は、お互いの国の事をどこまで知っているのだろう。

争う気持より、理解する気持ちがほしい。

お互いがお互いの志を尊重すべきなのだ。

中国の故事にもある。

「燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知らんや」

(小さな鳥には、大きな鳥の志が分からない)

その時、陳青年が質問した。

「燕雀は、どっちの国ですか?」

ありゃ、弱ったな・・・

しかし、ボクは咄嗟に答えた。

「君の国の故事にもあるだろ・・・。人間万事塞翁が馬だ」

すげー、俺もなかなかやるじゃん・・・

夢の中で、自分をほめる、馬鹿な自分(笑)

(昨日は、朝から喉の調子が悪く、ほとんど声が出なかった。だから風薬を飲んで、マスクをして寝た。結構、寝苦しくて、こんな夢になったのかな?)