河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

連想は、官能を刺激する楽しい行為だ・・・

高層ビルの上層階にいる。

多分、この眺めは29階あたりだろう・・・

すると、ここは六本木の森タワービルだ。

新宿、渋谷、の都会が一握りの塊に見える。

そのずっと西には、丹沢山塊の美しい山並みが見える。

山なみの一番奥には、真っ白に雪化粧を済ませた富士山が、まるで映画のセットのように気高く鎮座している。

ボクが、この景色の中で眼を奪われたのは、幾つかの大都会ではない・・・

丹沢の山々の美しい曲線美だ。

見つめていると、それは山並みの曲線ではなく、青空が描いた曲線美に見えてくる。

更に、それは美しい女性の寝姿・・・

ボディラインに見えてくる。

まるで、だまし絵のように、一点を見つめていると裸の女性が数名、遥か彼方に

横たわっているのだ。

その幻想のだまし絵に、雲までが曲線の美で花を添えている。

エロティシズムは、裸婦自身が放つエロスより、裸婦の曲線が持つエロティックな連想のなかにある。

本来、曲線はエロスの原点なのかもしれないな。

男の本能を意識下に刺激させ、モチベーションを高めるには、曲線をそっと忍ばせるように見せれば良い。

男が購買欲をそそるのは、曲線美かもしれないな。

今、足元を走っている車などは、その極みだろう。

男は、あの車の曲線美に惹き付けられるに違いない。

車のデザインは、そのものがエロスなのだ。

ボクは、遠くの山並みを眺めつつ、独りで合点をしている。

なんとなく結論を出して、満足感に包まれている。

(切り立った直線的な絶壁を登る山男も居るが、柔らかな曲線の尾根道を歩くのが好きな男も多い。山登りがエロティックなスポーツと言ったら、怒られちゃうかなぁ。でも、ボクの山登りはエロスの創造の場なのだ。)