河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

♪ 学生たちとの、愉快なショータイム ♪

「エイジ!もっと弾けろ!君なら出来る!」

「ユウナ!それだそれ、ランウエイの先でピストル構えたら、可愛いウインク入れよう」

「オゥ!サチコ、そのステップ最高!それで決めてこい」

ここは、サニーホールの舞台裏・・・

美翔祭・トータルヘアーショーの本番前だ。

バックステージには、出番待ちの高揚したモデルたち・・・

「ハルカの身体の中には、妖艶な女がいるんだなぁ、女性はマモノだ」

そう、まだ高校生のハルカが、吉原の花魁衣装とメイクをしている。

この妖艶な雰囲気は、ボクが演出を付けただけでは出て来ない。

ハルカの身体の中に、既にもう一人の女が住みついているのだ。

その自堕落な歩き方・・・

男の心を居抜く眼力・・・

更に凄いのは、後姿の妖艶さだ。

2回目のステージでも、この後姿にお客の視線を集中させてしまった。

普段のハルカは、大人しい女子高生なのだ。

それが、この変わりようといったら・・・

将にメイクアップの力である。

メイクアップは、単に装うだけでなく、心の有り様まで変えてしまうのだ。

このトータルヘアーショーの見せ場は、この一点にある。

約百名のモデルが、全員、もう一人の自分になり切ってステージを飾るのだ。

「さぁ、みんな、本番いくぞ!スタンバイだ!」

モデルの皆が、指でLOVEマークを作って、ボクを見つめる。

「Diversity・・・」

さて・・・

あれ?

昨日確か・・・

フィナーレやったよな・・・

これは・・・

夢か・・・

夢だ!

うたかたの夢だった。

見果てぬ夢なら、もっと見ていたいのに・・・

(二日間、6公演のトータルヘアーショーが昨日終わった。上手く出来た舞台は、終わるのが惜しい。そんな想いが夢になった。ボクも単純と言えば単純なんだなぁ。

でも、今回はYoutubeにアップしたいほど、素敵な作品になったのだ。)