河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

NHK紅白歌合戦のスタッフを首になっちゃった!

だだっ広い会議室・・・

ディレクターの末盛さんがいるから、ここはNHKだな。

放送作家のどんどんクジラ塚田茂さんも隣にいる。

そうだ、今日は紅白歌合戦の制作会議だった。

あれ?末盛さんも塚田さんも亡くなったんじゃなかったっけな。

まぁいいや、ここにいるのだから・・・。

「ところで、今年のグランドテーマですが・・・」

進行役のCPが会議の口火を切った。

「その前に・・・」

と、ボクが発言した。

「紅白歌合戦は、将に世紀末状態です」

「司会者はへたくそ・・・」

「カメラのカット割りは素人同然・・・」

「構成もスケール感がなく、せこすぎる・・・」

「なぜ、従来の王道をいかないのですか!」

ボクは、畳みかけて発言している。

「更に、出場歌手の選曲・・・」

「なぜ、歌手とそのプロダクションの言いなりになるのか・・・」

会議室が凍ったように、冷たい風が吹いている。

暖かいのは、燃えているボクだけだ。

「もうひとつ、決定的に止めて頂きたいことがあります・・・」

「それは、フィナーレに藤山一郎さんと全員で唄う(蛍の光)です。」

「あの歌、止めましょう、いや、唄うべきではありません」

会議室の全員が、ボクを凝視している。

「蛍の光は軍歌ですよ。4番目の歌詞、ご存知ですか?」

ボクは4番の歌詞を唄い始めた。

千島の奥も 沖縄も

八洲の内の 守りなり

いたらん国に 勇おしく

つとめよわがせ つつがなく

「つまりこれは、北方領土と南方領土を守る兵隊たちを、見送る歌なんですよ」

その時、ボクの夢の画面がぐちゃぐちゃに乱れて、黒みになってしまった。

(なつかしい番組会議の夢だった。確かにこんな会議で、こんな発言をして。

結局ボクは、会議室を飛び出した。当然、首である。その日からNHKからは仕事のお呼びがない(笑)追伸 ボクは軍歌は嫌いではありません。)