河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

世の中を騒乱状態にする、革命的アイデア・・・

喉が渇いている。

砂漠を彷徨う放浪者のように、オアシスを探している。

前方に、煌煌と眩い明りを放つ自動販売機をみつけた。

しかし、ボクは無視して前を通り過ぎる。

ボクは自動販売機が嫌いなのだ。

自動販売機で買う時の、あの屈辱感・・・

それなら餓死を望む。

こんな時に限って、自動販売機が何百台も並んでいる。

おーマイゴッド!

ボクは駅の券売機も嫌いだ。

ついでに、自動改札機もだ。

まだあるぞ・・・

ビンの蓋も嫌いだ。

ネジなど見たくもない。

洋服のチャックも許せない。

ハサミも、包丁も、ナイフとフォークも、ロープの結びも嫌いだ。

スーツやジャケットの胸のポケットなど、人間差別の極みだ。

そう、すべて右利きの人間用に作られているのだ。

左利きのボクが、どれほど毎日辛い、悲しい、せつない日々を過ごしているか・・・

これはみんな、日本古来のものではなく、外国からもたらされた文明だ。

つまり、諸外国の人間は、本来、人間に優しくないのだ!

と、ボクは断ずる。

多様性の時代だ。

Diversityだ。

革命を起こそう。

世の中の道具類を、すべて左利きようにしちゃうのだ。

これは凄い事になる。

男のトイレなど、ズボンのチャックが開けられないで、みんなが七転八倒している。

駅の券売機と自動改札機は、なかなか乗車券が操作できずに人間の大渋滞だ。

ネジが開かない、締められないから建設現場も遅れが続出だ。

包丁やハサミが切れない。

あっちこっちで、みんなが大慌てだ。

騒乱状態になっている。

これで左利きの辛さを、分かってくれるだろう。

これは、世界的革命になる。

ああ、考えただけでもすっきりした。

ボクは、自分の笑い声で眼が覚めた。

(夢から覚めて再認識したけれど、日本古来の道具は右利き、左利きの区別がほとんどない。あるのは全て外国から伝わった文明の利器ばかりだ。日本の道具は、人間に優しい。あらためて日本人の素晴らしさを確認できたな。)