河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

暗い所から、更に暗い道に入って行く…これも人間。

人間(じんかん)到る所に青山あり。

中国の格言を思い出しながら、考えている。

ボクの墓場は何処でもいい。

「おどんがぁ うっちんだら みちばちゃいけろ」

その辺の道端に穴を掘って、埋めてくれるだけでもいい・・・

いや、出来ることなら海に沈みたい。

深い海底で、静かに眠っていたい。

その場所も考えている。

ボクが育った相模の海がいい。

ボクは人生に目標は待たなかったし、これからもない。

毎日、生きることを楽しむ・・・これだけだ。

その毎日を積み重ねて来た。

もし、ボクに人生の希望、目標を問われたら、即刻答える。

「相模の闇の海底に入って行くこと・・・」

眠れぬ夜、雨の降る闇もある。

それが、人生の闇に重なって哀愁感に包まれる。

ボクは、こんな刹那が好きだ。

暗闇が好きだと言ってもいい。

暗闇こそ宇宙なのだから・・・

没することは、故郷の宇宙に還ること・・・

今、ボクはすばらしい闇に包まれている。

まぁ、それもいい・・

その時だ。

朧に霞んだ山の端に、小さな月が、そっと浮かんだ。

ボクは、その月あかりで眼が覚めた。

(北風の冬の夜は、なぜか人生を想う。北からの使者はいつも傷心を連れてくる。

ボクほどの、能天気なボジティブな奴でも、そう思うのだ。そんな事を考えながら眠りについたら、夢で続きを見ていたようだ。)