河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

木枯らしに 川越してくる 汽車の音・・・

遅い小夜時雨が通り過ぎて行った・・・

寒い雲間から、遠慮がちに月明かり・・・

草枕・・・

仮の枕・・・

旅の宿・・・

窓をそっと開けてみる。

川を越してきた木枯らしが、汽車の音を連れてボクに纏わりつく。

夜汽車の音は、なぜかせつない・・・

遠い昔の父母の笑顔が浮かぶ・・・

ボクよりも年下の父と母。

川面に船が渡る。

船の人声に肌の温かさを想う。

流され人に声をかける・・・

鼠が芋を食ったらしい・・・

月が射してきた。

枯れ尾花の中から、草笛の音が聞こえる。

瞳をズームバックすると・・・

一筋の白き枯野の流れが、宇宙に続いていた・・・

(夢の中の映像を、寝ぼけながらもメモしておいた。朝起きて、書いてみたのがこれだ。自分でも、へぇーと思う。潜在意識って、面白いね。自分の別人。)