河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

夢の中の少女は、なぜかエロスの香りが・・・

背中にぬるい午後の陽ざしを浴びて・・・

その少女は、ピンと張った頬がまだ硬そうで・・・

勝ち気そうな黒い瞳を絶えずキラキラさせている。

少女の小指は、押し込んだとも、吸われたともなく・・・

歯茎に触れた刹那・・・

歯の隙間に滑り込んで・・・

やがて柔らかな舌に包みこまれた。

・・・そんな物語の冒頭が浮かびあがる。

饒舌な瞳・・・

戸惑った唇・・・

感情の起伏・・・

胸の彼方の去来する想い出・・・

長い髪の中の昔日の憂い・・・

識りあったふたり・・・

曖昧な記憶・・・

ボクは、少女に視線を合わせて、息を吸い込む。

そして・・・

だめだ。

先刻から待ちうけていた言葉が、咽喉もとで消えた。

頭じゃ理解できない、もっと深いものが欲しい・・・

(目覚めて、夢の記憶を書きなぐる。読み返しても自分の思考回路がよく分からない。夢の中では分かっていたのに・・・。ボクの分身は、面白い奴だなぁと思うひと時・・・)