河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

1960年代・・・決して楽しい時代じゃなかったよ・・・

ビートルズやローリング・ストーンズの後ろから、寂しい歌が聞こえてくる。

人生の悲哀や哀愁を帯びた、悲しさを強調したメロディ・・・

演歌と呼ばれた。

1960年代は暗い時代だ。

高倉 健や菅原文太の任侠映画・・・

団塊の世代の大量の子供たち・・

そして、東京オリンピック・・・

ボクも、放送作家デビューした・・・

でも、1960年代は、一見華やかそうではあるけれど、暗黒時代の入り口だった。

確かに、それまで正当化されていたアメリカの人種差別は消えた・・・

・・・ように、見えた。

しかし、人種の法的平等は達成されても、現実の差別はより巧妙で・・・

より複雑で・・・

人種から貧富の差別へと移っていった。

格差社会の始まりだった。

ジャズは、決して楽しい音楽ではない。

悲しい事を楽しそうに装って唄う歌だ。

そして今、1960年代の人々が21世紀にたどり着いている。

将にたどり着いたのだ。

子供の頃から、タクシードライバーになろうとする人はいない。

たどり着いたのだ。

ホームレスはプライドをかなぐり捨てた人々だ。

なんとなく、1960年代を考えていた・・・

そして、はたと気がついた。

2010年代・・・

1960年代とそっくりじゃないかと・・・

(巡る、巡るよ、時代は巡る。喜びと悲しみを繰り返して・・・。だから60年代の大人たちが、なんとかしなければならない。子供たちに豊かな想像の翼をプレゼントしなければいけないのだ。クリスマスイブの夢。)