河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

ボクはボクについて、あまりにも知らない・・・

「ボクは誰?」

今さらだけれど、街の雑踏を彷徨しつつ、考えている。

ボクの知っているボクは、5歳位のボクからだな・・・

でも、俯瞰で知っているだけで、リアリティはない。

そのもっと前、生れた頃からのボクをボクは知らない。

この国が戦争中だったことは、聞いたことはあるけれど、映像としての記憶はない。

そして、小さい頃のボクを、ボクは次々と忘れ去っていく。

歳を重ねると言うことは、次々と自分を忘れていくことなんだ。

その記憶を語って聞かせてくれる、親も兄弟もすでにいない。

ボクを語れる人間は、ボクだけなのに・・・

ボクはボクについて、あまりにも知らない。

ボクと言葉を交わした人は、いったいどのくらいいるのだろう・・・

人生は想い出の総量で決まる・・・

などと言われても、自分では総量が分からない。

自分に分からないものが、他人に分かるはずもない。

ボクの人生のパラドクス・・・

時はいつも流れ続け、ボクの心が追い付かない日がやがて来る。

きっと来る。

よし今はまだ、ボクの知らない、ボクと言う、もの凄い男が、ボクの中にいる。

こいつが居る間は生きていよう。

そのボクと言う凄い男が・・・

この先、何をやらかすか楽しみだから・・・

(なんだか、自分で問題提起して自分で結論に達したようだ(笑)、まぁその凄いボクと言う男が、何をやらかすか・・・楽しみにしようっと・・・)