ドラマの企画を考えている。
カフェのお一人様席・・・
他所は知らないが、東京のカフェでは、殆ど全員がパソコンや本やノートを持って勉強している。
日本の若者は、こんなに勉強が好きだったの?
と、疑りたくなるくらい勉強している。
東京のカフェは図書館と化している。
だから、ボクも真似して企画の勉強などしてる振りがしたかったのだ。
宇宙からの侵略者・・・
ウイルスの蔓延・・・
巨大すい星の衝突・・・
火山の大爆発・・・
大津波の襲来・・・
地球温暖化での大都市沈没・・・
原子力発電所へのテロ攻撃・・・
死者の黄泉帰り・・・
どうも、思い付くのは、みんなが死にそうになる話ばかりだ。
確かに今、ハリウッド映画の主題も、こんなのばかりだし・・・
みんなが幸せになるお話なんて、誰も関心がない。
子供も大人も好きな話は、誰かが不幸になるお話・・・
そして、これらのストーリーのフィナーレは決まっている。
並はずれたヒーローが、あり得ない強運と、奇跡的な偶然で事件を解決してしまうのだ。
更にエンディングは、ヒーローたちはまだ気がつかないが、観客は知っている・・・
つまり、もっとやばい次のクライシスが、すぐそこまで迫って来ているのだ。
このように設定は違っても、万人が好むフォーマットは出来てしまっている。
制作費を出すクライアントは、このフォーマットを厳守だと言う。
あーつまらねー
これじゃ、クリエーターは育つわけがない。
ボクは、企画を考えるのがバカバカしくなってきた。
(今、シリアで起きている人質事件も将にこのフォーマットだから、ここまでマスコミや評論家のせんせーたちが関心を示しているのだね。解決策は強運と偶然を持ったヒーローの出現しかないのだろうか・・・)