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河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

美空ひばりとアイスキャンディ

タンタンタンタンタンタンタンタン・・・

むき出しのモーターの布のベルトが冷却機械を回している。

タンタンタンタンタンタンタンタン・・・

これはボクの夏の音

アイスキャンディ屋の音

鼻にスーッと染み込む甘く切ない香り

出来たてのアイスキャンディの香り

5円払うと、おじさんが冷凍器の中からスッと一本抜いてくれる

赤いのも青いのも白いのも、みんなハッカの同じ味がする

ボクはキャンディの先をそっと舐めながら歩く

かじったらすぐになくなってしまうから・・・

横浜の伊勢佐木町7丁目

ボクの生れた町

 

歌も楽しや 東京キッド

いきでおしゃれで ほがらかで

右のポッケにゃ 夢がある

左のポッケにゃ チューインガム・・・・

 

レコード屋から美空ひばりが聞こえてくる

町中に歌が飛んでいる

ボクはアイスキャンディを舐めながら7丁目の道を走って渡る

注意しないと自転車に轢かれるから・・・

夏でも涼しい一六地蔵の5段しかない石の階段

ボクはいつものように3段目に座ってアイスキャンディを舐める

目の前を警笛を鳴らして、アメリカ進駐軍のジープが疾走している。

子供たちが、その後ろを群がって走る

いつも群れに入れなかったボク・・・

まだ、小学生に満たないボクの真夏の一日・・・

(マスコミが戦後70年だ、原爆だと一過性の大騒ぎだから、ボクまでつられて・・・

ボクの記憶装置には戦争の思い出もある。小さかったので怖さはない。賑やかさと焼夷弾の明るさと、生で食べた茄子の美味さがある。)