河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

恍惚と哀しみの狭間に…少女A

まっしろな世界に純白の肌の少女

まだ角度のない曲線

硬そうな乳房

白銀のヘアー

色あるものは瞳だけ

 

優しく白き手をのべて

林檎をわれに与えしは

薄くれないの秋の実に

人恋そめし初めなり

 

ボクは島崎藤村を呟く…

初恋

少女Aはこぼれ松葉に火をつける

立ち上る一条のけむり

少女Aの肌は蒼に染まる

黒髪が顔の輪郭を隠し

見開いた瞳は炎と燃え上がる

少女Aのエロスが一気に弾けた

愛を喪失する時代に、わずかな松葉の炎

恍惚と哀しみの狭間に

ボクは佐藤春夫の詩を浮かべながら

少女Aを抱きしめた

(街を歩く人々の、あまりの無表情さに悄然とする日常。クリエーターこそ

其の道から踏み外さなければならないと思う。ましてや人の道を歩くアーティスト気取りが多い現状には愕然たる想いがある。そんなことへの反動かな(笑))