どうやら周りの空気感で山手線の車中だろう
前に座る女性が化粧をしている
完全に自己陶酔して他者の目を気にもかけていない
それでいい
ボクは自分の世界に入り込み、化粧をしている女性を見るのが好きだ
自己陶酔している彼女にはエロスを感じる
その女性は24歳
なぜ歳が分かったのかは分からないが…
突然、彼女が全裸でベッドに横たわる姿が見える
なんとエロティックなボディのライン
次に、彼女の入浴シーンが見えてくる
ボクは鍵穴から覗いているらしい
そんなアングルで彼女の背中から腰への芳しい肌が見える
その彼女の裸身が鏡の前にシーン転換した
彼女は自分の裸身にうっとりしている
なんとセクシーで可愛らしい瞳…
と、突然、彼女が振り返った
シークレットなパーツがボクの前に!
ボクは瞬間、目を閉じた
そこは見たくないんだよ
見えないものは、見たいだけで見たくないんだよ
再び、目を開けると前の座席に彼女はいなかった
ボクにひそむ卑猥な感性
いや、ボクにひそむエロスの本能
この本能が制作意欲をそそる
ボクのささやかな電車内の秘め事…
(ボクは人間観察が大好きだ。電車内やカフェや街で見かけた人に、想像を巡らせる。化粧する女性のあの自己陶酔の恍惚の表情が好きだ。
だから電車内で化粧する女性は大歓迎なのである(笑))