河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

作家もすなる文語体というものを、あすび人もしてみんとてするなり。

群青たる海原に漁火淡く見ゆ

磯辺の松原に水鳥来鳴きて

未だ一炊の夢覚めやらぬ我は

窓によりて、朝暁を求めぬ

東の彼方天空は玄紫に滲み出で

やがては茜へと転化す

下界の夜明け前は心も虚ろにして

人みな充日の在りようを確保せず

嗚呼、我も又天賦の如才なく

先駆の文人の知恵もおぼろなり

将に誰も彼も己が救われぬ現実を知る

然して奮起せざるもの多々ありき

やんごとなき人にても多かれば

いわんや我ごとき凡才においておや

しかれども傷心するべからず

風前の塵となろうとも己に鞭打ちて

鞭声粛々と世を彷徨い更なる天網を探す

未だ捨てぬ池糖春草の想いを抱きて

今日もまた人間の荒波に船出す。

(ごくろうさま、最後まで読めましたか?(笑)

近頃、考える処あって文語文の自主練習をしている。余りにも美しい日本語を忘れている自分の現状がせつないからだ。毎日、文語体で綴っていると想像力の訓練にもなり楽しい。夢の中でも、ちょくちょく出てくるようになったよ(笑))