河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

大切なのは美しさを感じる力だと思う…

暗闇の中からまた、あの音楽が流れて来た

♬ Mr lonely ♬

宇宙空間の風に洗われて星座が煌めく

ボクは無重力の雲まくらに漂いながら…

懐かしいあの頃へ流れて行く

大好きなシチュエーション

まなざしって大切だと思うな

ものが、どう見えているかだもの…

決して、どう見えるかではない

まなざしは詩的な想像力なんだ

絵画で言えば写生かな

花でも動物や風景でも、誰もが同じに見えている訳ではない

ひとりひとり、みんな違う

そうだよ、どう見えているか…なんだよ

豊かなものの価値を感じる力なんだよ

音楽、絵画、文楽、舞踊、美容…

大切なのは、美しさを感じる力なんだよね

どう見えているか…は個人の感覚を尊重することなんだ

ひとりひとりを大切にすることさ

どう見ているかは、冷酷な客観性に過ぎない

数学や科学や物理学のスキルを高めても、やがてアンドロイドに奪われる

美しさを感じる力は、アンドロイドにはない

人間だけの宝物さ

ボクの横をアンドロイドたちが、忙しげに無人走行の自動車で通り過ぎて行く

Bonvoyage… ボンボヤージュ…

ボクはゆっくりと、もうひと眠り…

(これからの人類社会は、美しさを感じる力がキーワードだと思う。

必ず、仕事社会はアンドロイドに奪われるだろう。今、人類は気付かぬ振りして浮かれているけれど…。その時、人間とアンドロイドを識別するのは、美しさを感じる力だ。

空の端づれを漂いながら、そんな夢を見つめていた。)