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河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

任侠 人を制す…

なんだか見晴らしの良い丘の上のカフェ

ボクの前には、元渡世人のY田親分さん

彼にはやくざと言う名が似合わない

ましてや暴力団などとは程遠い

絵にかいたような渡世人

任侠の男前

かつては都内の大きな街の組長だった

でも、時の流れは彼を必要とはしなかった

彼こそ本来の極道者だった

ボクは彼の横顔を見ながら思い出す

揉め事があれば

「この喧嘩、あんたが勝つ喧嘩じゃない。むしろ勝っちゃいけない喧嘩だ」

と、見事な仲裁をした

「相手を責める時には、そっと通れるだけの道は開けてあげなさい」

「正しきをもって退かず、自分に正義があれば信念を曲げなさんなよ」

ちっぽけな権力で、人の道を踏み外す輩だらけの世の中に

本当はこのY田親分は必要な人間だった

人の道か…

ひん曲がった世間の常道は嫌だな

ボクはあなたのような極道が好きだよ

どうせボクも外道を歩いているんだもの

任侠 人を制す

金や権力で人を制するのではなく、義の心で人を制する

任侠とは弱者を、身体を張って守る自己犠牲の精神だよね

そんな男気のある奴が少なくなっちまったね

Y田親分は、ボクを見つめてコーヒーをすすっている

せつなそうな優しいまなざしで…

(このY田親分は、短歌や詩を書く粋人だった。今は渡世をはずれて静かに時を過ごしていると、風の噂に聞いている。ボクは任侠こそ日本男子が受け継いだ伝統文化だと思っている。その精神だけでも継承していきたいな。義を見てせざるは勇無きなり)