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河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

晩年の貧乏なんざぁホルモン注射だよ

長屋でご隠居と熊さんが茶碗で一杯やっている

「ご隠居さん、ちっと伺いてえんだけんど…」

「なんだい、熊さん、難しい顔こしらえて?」

「歳とると、9割が貧乏になるってホントですか?」

「そうだな、この国の高齢者の貧困率は9割って言われてるな」

「じゃ、あっしも貧乏に…」

「あんたはすでに貧乏だよ」

「ちげえねぇ、ご隠居はどうなんで…」

「あたしだって貧乏だよ」

「いやに落ち付いてますね」

「別に貧乏がいやじゃない…むしろ貧乏がいいね」

「へっ、そりゃまたどうして?」

「人間、晩年の貧乏なんざぁホルモン注射だよ」

「へっ!まだ精力付けようってんで…このどすけべ!」

「健康法だよ、貧乏はさ、無駄な栄養つけないから病気はしない。

おまけに仕事さがして動き廻れば運動になる。貧乏で悩むなんざぁ

愚の骨頂だな。幸せな老後にしたかったら貧乏におなりよ」

「へぇこりゃいい事聞いた」

ボクは路地でお二人の会話を聞いていた

そして、この時代を想う。

貧富の格差が社会問題化している。

でも、貧しい事がいけないことだろうか…

貧しい事が敗者ではないはずだ

強い枝と硬い枝がある

硬い枝は富裕

強い枝は貧困

どちらの枝が良いか…答えは歴然だ

強い枝は柔らかくシナるから折れない

心が折れるのはシナラないからだ

シナリは弱さであり、硬さではない

弱い心の方がシナリ、曲がり、折れにくい

人間、弱い心ほど圧力に耐えられる

人間の晩年は自ら貧しさを求めるくらいがいい

(飢えや失意で人間は死なない。それは間接的な要素に過ぎない。

度量のない人間は、自分の小さな器で他人を見る。そんな奴に限って貧困をけなす。もう少し社会で雑巾がけをした方がいい)