河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

男心に男が惚れる男

誰が言ったのだろう

「人生のすべては、ただ一瞬のつながり…」

様々な言葉が頭の中を鳴動している

「今は自分には、幸福も不幸もありません」

太宰治の人間失格だ

「木曽路はすべて、山の中である」

島崎藤村の夜明け前だ

「月は晴れても心ァ闇だ。お蔦 あの月を見な…」

泉鏡花の婦系図だ

心の傷を繕うのは、時、日の流れなのだけれど

その時や日は永遠もあれば、一瞬もある

それは感性の違いかも知れないな

そんな時、ボクは人混みから離れる事にしている

心にかすり傷がある時でも、人間(じんかん)は生きた心地がしないのだ

人間を離れ、海辺のテラスでソーダを片手に

陽光の中を切り裂く曳航を見つめ

午後の微睡みに溶け込む

この一瞬が、ボクを癒す

サウナの後の水風呂のように爽快になれる

そして・・想う

男心に男が惚れる

そんな男になりたいものだ

世間の憂さを見て見ぬ振りで

通りすぎちゃ男が廃る

「大きな仕事の時は肝を括れ」

なぜだか、この言葉が心中を鳴動し始めた

(どこかの親分が言っていた。闘いの極意は相討ちの覚悟。

その位の肝の括りがあれば、怖いものなどない。午後のまどろみの中で

そんなこと考えている。それが男って奴なんだよね(笑))