河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

熱き魂に とけこむものは…

浅き夢みし かわたれの頃

蒼き北極星の ゆらぎにも似て

冷気まといし風花が

天空に舞い散る音波を聞く

純白に尚 白を重ねた朝もやの中を

寒雀が群れて 一気に飛び散るさま

大輪の尺玉開花の如し

孤高の狼が 小高き丘に屹立し

気高い悲しみの嗚咽を漏らす

白昼夢に我が魂は 森をよぎり

煌煌たる暗黒に留まれり

深淵の沼 長い眠りから眼を覚まし

咬みつくばかりの荒れた水面に

遠慮がちな白牙の波頭立つ

彼方より 遠く春雷の響きが木霊すと

寒月残照の一片の 美しさもあとわずかなり

こぞの木枯らしの果ては

我が熱き魂に とけこんでゆくなり

(春の気温に身体が温まり、寝苦しい夜半、白昼夢のような朧な覚醒の中で、文語体の言葉が湧き上がって来た。それを書きとめて見たのがこれなり(笑))