河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

あなたの眼にウロコはあるか…

ドブ川の流れる地下道を歩いている

大きなネズミが走って横切る

何とも言えない異臭

その時、漆黒の彼方から音楽が…

M  ダンス オブ ヴァンパイア

ジム・スタイマンの作曲だ

ということは…ここは…

パリ オペラ座の地下室か…

聞こえてくる音楽はステージからだ

欲望に満ちた舞踏会

そこに仮面の男が現れる

オペラ座の怪人

ボクは地下道から脱出した

そして、中世のネオロマンの風が吹く劇場前

大勢の人々が…

なんと、みんな仮面を着けている

ヴァンパイアだらけ

ボクは慌てて地下道に逃げ込む

そこにも人々が、異様な顔をして…

その人々は眼がウロコで覆われているのだ

何枚もウロコが重なった男もいる

ウロコがはがれ落ちそうな女もいる

ウロコは人間の先入観だ

間違った先入観が偏見というウロコとなり

その人の視野を狭める

何枚もウロコが重なると人間性まで劣化する

ウロコがびっしりになると仮面になる

つまりもう、本人ではない

虚飾の覆われた人体の形をした物体に過ぎない

眼のウロコは、早めに落としておいたほうがいい

ウロコの着いた眼は色メガネで見るようなものだ

先入観、間違いだらけの第一印象、偏見…

ボクは自分の眼に、そっと手をやった

うん、まだウロコは着いてないぞ

(眼からウロコが落ちるって言葉は新約聖書にある。イエスを迫害したものは視力を奪われる。ウロコが着いてしまうのだ。これを落とせるのはイエスの弟子たち…。クリスチャンでもないのに眼からウロコが落ちる人が日本に居る…結構 笑えるね)