河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

独裁者と杯中の蛇影

紫煙が流れ、安酒の匂いに包まれた場末のキャバレー

菊池章子に似た歌手が怠惰に唄っている

 

「株の流れに」

 

株の流れに 身を占って

どこを買おうか なに売ろか

すさぶ心で 迷うじゃないが

金の手持ちも 涸れ果てた

こんな日本に 誰がした

 

タバコふかして やけ酒のんで

あてもない世の 先行きに

マイナス金利で 我が身は細る

日銀クロダは どうせ無理

こんな日本に 誰がした

 

疑心に暗鬼が群がっている

独裁者気取りの寒い輩が跋扈している

彼らは、きっと「杯中の蛇影」を見ているに違いない

疑いの心で人に接していると

酒を飲んでいても

ありもしない蛇の影が見えるのだ

妖しい影は 酒に映る

愛しい影は 水に映る

独裁者気取りに、この万葉集の歌を贈ろう

「わが妻は いたく恋ひらし 飲む水に

影さえ見えて 世に忘られず」(防人の歌)

どちらの人生が良いだろうか…

さぁ おいしい一杯の水を吞もうよ

(誰の責任だか分からないシステムが末端からトップまで続く。

現場には失敗が許されない空気感。どうせ無理…がはやり言葉にならなけりゃいいね(笑))