この浮き世に、自分の居を構えるか
はたまた、自分造りの旅に出るか…
我が気色迷うところである
男なら一図一徹、突っ走るのが是という
考え方もあるが、こんな時に得て
優柔不断の芽が春の野のように萌えるのである
サクセスの向こうに悲劇が見えるから
モーツアルトのように、足早に駆け抜ける人生もある
「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにすばらしい!」
ボクはこの言葉が大好きだ
英国でコンピューターの基礎を造った男は同性愛者だった
だから、イギリス政府は、この男の存在を隠した
この事実は、人類初とされているアメリカ製のコンピューターの
2年前だったのだ
そして人々は、隠された歴史をこう言い残した
「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにすばらしい!」
曇り空、路地裏、古民家…
こんな暗い型にはまる人生も、捨てたもんじゃない
悠々とした歩幅で歩こうじゃないか
せつなく、ほろ苦い調べの口笛を吹きながら
ペーソスの海に漂うのも、またいい
人間は死を考えたくなくて、いろいろやるのだが
ボクは死を考えながら、いろいろやる
情報の荒海で溺れそうな時代…
マルチタスクを求められる時代…
浮世の雑踏でメディテーション
瞑想するのも又、クリエティビティなんだろうね
(強気になりたけりゃ、強気の振りをすればいい。
信頼されたけりゃ信頼すればいい。信頼してこそ人は尽くしてくれるものだと、
武田信玄も言っている。普通の生き方だけど。)