河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

拝啓 アインシュタイン様

ご無沙汰しました
数学と物理学のずば抜けた才能
でも、博士は学校では秀才ではなかった
むしろユーモアと豊かな感受性の人でした
博士が100年前に発表した一般相対性理論
この言葉は子供のボクでも知っていました
アインシュタインと言えば相対性理論
だけど、どんな理論、如何なる内容かは
日本中の殆どの人は知りません
大人になって理論の入口までは到達
『時間と空間はひずむ』
理論は解りましたが
論理的には説明できません(笑)
そうしたら先日、米国の学者先生が
宇宙からの重力波を検出しましたね
ノーベル賞ものの発見だそうです
と言われても、ボクにはなんのこっちやか
時を同じくして、日本政府が
スーパーグローバルリーダーの育成などと
言い出しました
博士、この国にそんなリーダーが必要でしょうかね
益々、この国は成果主義になり
愚にもつかない論文や
賞金目当ての受賞経歴が
エリートの基本に成ってしまいますよね
大学出のエリートなど必要でしょうか
アインシュタイン様はどう思われますか
博士のいたずらっぽく舌を出した
あの笑顔が浮かびます
そのお顔が博士のお答えですよね
今、この国に必要なのは大木ではなく
強い風にも雪の重さにも折れない
柔らかな心の柳の木ですよね
それではまた、お便りいたします
(なぜだかアインシュタイン博士に手紙をかきたくなった。100年振りに証明された博士の相対性理論。結局、科学の進歩などあるようでないんだよね。代わりにもっと大事なものがあるような気がして)