河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

カンヌの海岸に居たのは…

どこかで見た砂浜

絹のような繊細な砂目

地中海の真珠と形容されるカンヌの海岸だ

ボクはまだ、行ったことはないが

何度も映像で見ているから分かるのだ

ここは絶対に南フランスのカンヌだ

その証拠に野球の選手が居るではないか

巨人の星 星飛雄馬が…

そうすると、隣を歩く美少女は…

おお!不治の病に苦しみながらも看護師として働く

美少女の名は日高美奈…

二人は肩を寄せ合い浜辺にたたずむ

美奈が貝殻を拾い上げる

そして可愛い柔らかそうな耳にそっとあてる

「私の耳は貝の殻 海の響をなつかしむ」

お約束の言葉が流れて来た

そう、ジャン・コクトーの「耳」

堀口大学の訳詩だ

ボクも砂浜に落ちている貝殻を拾ってみる

耳に押し当てると、波の砕け散る音がする

砂の上を走り廻る風の音がする

貝の中に潜んでいた音が飛び出してきた

あれっこれは鵠沼海岸の音だぞ

貝殻は自分の住んでいた海を懐かしんでいる

辺りを見回すと、そこはカンヌの海岸ではなかった

左の方に江の島が見えるから、カンヌであるはずがない

当然、星飛雄馬も美少女の美奈ちゃんもいない

白鳥は悲しからずや

空の青 海の蒼にも

染まず漂う

貝殻から若山牧水が聞こえて来た

ボクはバカバカしくなって貝殻を遠くへ投げ捨てた

(これは夢らしい夢だ。そしてボクの頭の構造は単純だと分かった。

なぜなら昨夜のナイターで巨人が負けた。つまらない負け方をした。

それで星飛雄馬の登場になったのだろう。フロイトやユング先生でなくても

単純過ぎて分かりやすい(笑))