河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

禿げと皺は夢の数さ・・・

おじさんたちの大集団が駅前にいる。

なんだか、総決起集会のようだ。

ステージ上に、様々なおじさんたちが登場してアジテーションしている。

「負けた人間にしか分からないことの方が、人間にとって大切だ」

「権力の富は、多くの人々の犠牲のもとにあるのだ」

「日々の暮らしの中で滞った心の垢をとろう」

「世間の疑心は、言葉を持ってして分からすものではない」

「世間と言う波の背中にみんなで乗ろうではないか」

 

うーん、なんだか昔の労働組合のようでネガティブだなぁ。

総論ばかりで核論がない。

被害者意識が強すぎるよ。

この超高齢社会では、おじさんたちこそ主役を張らなければならない。

少数派の若者に託すのは、まだまだ早すぎる。

そのためには、まずおじさんたちがポジティブ・シンクしなければ・・・

ボクはステージに登って、演説をする。

禿げと皺は夢の数・・・

加齢臭こそ蜜の味・・・

世間をころがれローリングストーン・・・

何でもありのおじさんワールド・・・

矛盾はおつまみ、無理は酒・・・

期待されるな、求めるな・・・

◎×よりも△を・・・

付き合いは、常に微妙な距離感を・・・

 

ふと、気がつくと・・・

駅前には誰もいなくなっていた。

(この地盤沈下・沈殿した時代を傍観するのではなく、もっとも人口構成の多いおじさんたちがリアクションしなければ・・・みんな多分、そう思っているのに左右の顔色ばかり見てる、リーダーなき時代の様よ。)